みなさんSNSの発信をされていると思います。
その中で、適当に投稿しているように見えるだけでも、「いいね」「ライク」などがたくさんつく投稿ができ、沢山のフォロワーを獲得することができている人。
反対に、いくら頑張ってクオリティの高い投稿を続けても何の反応もない人。
この二人の世界線があると思っています。
では、「どうすれば発信力で人を惹きつけ」「新たなファンを作ること」ができるのでしょうか?
今回はファンビジネスというものを「論理的に分解・考察」してみたいと思います。このマインドをマスターすれば、どんなSNSでも同じことですので、攻略できるのではないかなと思っています。
※大前提がビジネス系の内容で、お笑いやバラエティ系のノウハウではないので、ご注意ください。
何を発信したいかではなく、誰に届けたいか
まず最初に考えたいことが「誰に届けたいのか?」ということなんですね。
ここで重要なのが、「何が発信したいか?」ではなく「誰に届けたいのか?」と言うこと。
例えば僕のこのフェイスブックの投稿で言うと、「住宅会社の経営者さんが結構みてくれてて、その人たちに役に立つ情報を届けたいな!それも、僕からの発信なので、SNSの運用の話とかYouTubeの話だったら聞きたい人多いだろうな」って想像して、その視点で投稿を考えています。
結果、最近このような投稿をしているわけです。
ある意味、具体的な一人の人を想像して、この人に届いたら良いな。って思って投稿をしています。
「僕が発信したいことなんて別にないわけで」、みてくれる人が欲しいと思ってくれる投稿を常に考えているわけです。
これはYouTubeでも同じなわけです。自分が言いたいことではなく、自分が知っている特別なことを、「世の中の知りたがっている人に届けてあげたい」という視点で文章を考えています。
重要なのは解像度
その時に重要なのが、「解像度」です。
解像度とは、コンテンツを投稿し、みてくれる人への「理解度」「思考の鮮明さ」と考えてもらえると良いかと思います。
例えば住宅ビジネスで言うと、ある注文住宅の商品展開をしている工務店。
坪単価120万円ぐらいが平均の建物価格で、4000万円ぐらいの建物。土地は40坪で2000万円ぐらいの政令指定都市の地方エリアだとすると、上下で6000万円ぐらい。諸々諸経費など入れて7000万円ぐらいのローンを組むとします。
その時のお客様のデモグラフィック的な「年齢」「仕事」「収入」、サイコグラフィック的な「性格」「価値観」「興味」、消費行動としての「車」「ファッション」「趣味」など、その辺は理解するのが当たり前と思います。
例えば、こんなペルソナAさん
いま適当に書いたペルソナAさんだと、7000万円のローンを組むってことは、まぁ世帯年収1300万円ぐらいはないと厳しいかなと。
そうなると、旦那さん800万円、奥さん500万円。新卒で入社した地方に本社のある有名企業に勤める30代中盤の夫婦で、旦那さんは大手企業、地方政令指定都市最大手の課長。奥さんもその同じ会社で3つ下。
今は別部署だけど、昔は同じ課に配属されたことがあって、その時に出会った。二人とも地元は別の地方、もう少しそれぞれ田舎なので、年に一回地元の集まりに顔を出すと成功者的な目で見られる状況も嫌じゃなくて、心地が良い。
子供は今一人で、これからも1人で良いと思っていて、裕福な感じで暮らしていて、ある程度ブランド物も好き。今は奥さんがスライドドアの車が良いって言うから中古のヴォクシーとタント。でもランクルがそのうち欲しいなとか思ってたり、まあ中古であったら良いなと思ってみてるけど、たけえって思ってる。
元々は独身寮にいて、家賃はほとんどかかってなかったけど、結婚し今は新築の2LDKシャーメゾンに家賃14万円、駐車場込みで住んでる。子供1人と暮らしてて、ちょっと手狭になってきて、この家賃にプラスしたらいい注文住宅建てられるんじゃね?って奥さんと話している。
自分たちなら工務店なんかじゃなくて大手ハウスメーカーでしょ!って意気込んで最初は積水ハウスに行ったけど、要望全部伝えたら総額8500万円以上になって高すぎて結構びっくりして、え、住林も行ってみる?住林もたけぇ。工務店も見た方が良いかも、って今なっている状況。
でも絶対友達が来た時にはステータスを感じさせる内装で、開放的なデザインにしたいし、床にはタイルとかも使いたいし、キッチンは最低でもグラフテクトにしたいし、性能にも拘りたい。
松尾先生やせやまさんのYouTubeとかもいっぱい見たから、Ua値は0.5W/㎡K、C値は0.7cm2/m2以下には絶対しないとダメ。でもせやま証の家はちょっとデザイン的に好きじゃなさそう。
それを守ってくれて、ブランド力も工務店とかでダサいところじゃなくて、設計事務所系みたいな今イケてる会社にお願いしたい。ブランド価値はあるけど、積水より安くてコスパのいい工務店ないかな!?探してもマジでないやん!
性能もよくてデザインも積水ハウスに負けてない、ブランド力を感じる工務店探しむず!!マジであるんか、世の中にあるんかこれ?って思っている夫婦。
欲しい情報を、解像度高く届ける
ってのがリアルにいる気がしてて、その人たちが知りたい情報を「解像度高く」発信してあげる。
てだけの話なんですよね。
「こんな悩みあるよね」「こんなこと困るよね」「わかんないよね」「こうやったら解決できるよ」って。
このAさんが欲しい情報ってめっちゃわかりやすいじゃないですか。
その人の欲しい言葉、情報を発信して、見つけてもらえれば良いんですよ。
見つけてもらうのは簡単で、コンテンツを作れば良いんですよ。
Aさんは血眼で「ハウスメーカーより安いけど、自己肯定感を高めてくれるブランド力のある工務店」を探しているんですよ。こんなんコンテンツを発信してたら、ぶつかるに決まってますよ。
ちなみに上記の解像度は、今書きながら適当に考えたので、事前には考えてないです。なので、こんな人はいないです。が、商圏内に1000人ぐらいは居そうだなって思うんです。
こんなペルソナが量産できるって思ってて、今回はAさんにコンテンツを作ってみよう。今回はBさんに刺さるコンテンツを作ってみよう。ってだけの話なんです。
解像度は練習できる
この解像度は練習したらできるようになります。
が、自分が実体験したことじゃないと解像度はなかなか上げられないなと思っていまして、他人の解像度の限界は自分の現時点の幅ともいえます。
実体験しなくてもSNSを見まくっていたら、こんな人がいるんだ、こんなことで怒っている人もいるんだ。って吸収することもできるので、その辺をマーケティング担当者は持っていると強いと思いますね。
※僕の場合は、広くいろいろな人に届けたい商売ではないので、解像度の高いペルソナは限られています。自分が理解できないことは発信しないようにしていますし、自分の現時点の属性に近いもの、解像度が一番高いことを自分の事業の根幹にしています。
ちなみにこの解像度はSNSの発信だけに役に立つわけじゃなくて、営業にもとっても役に立ちます。これは顧客への理解なんです。
この解像度が高ければ高いほど、そして幅が広ければ広いほど、対峙するお客様は信頼を寄せてくれるでしょう。
この人は本当に自分たちのことを理解してくれている、信頼できる、となります。
まぁ正直、自分の年収が400万円のときに年収1200万円の人間の解像度が高い状況ってあまりないです。が、その人が行きそうなお店に実際に行ってサービスを受けてみたり、商品を無理して買ってみたりして、擬似体験はできると思いますので、自分のレベルアップは大事と思います。
スーパーセールスへの一歩は顧客理解と僕は思います。
※僕はそう思います。相手のことを全く理解せず、そうじゃなくて売れている人もいるから一概にはいえませんが笑
自分視点から抜け出せない問題
ここまで来ると、みている人を想像して、解像度の高いコンテンツを作れば良いってだけなんですけど、その時に陥りがちになるのが、急に自分視点でしか物事が見れなくなるんですよね。
ありがちな例で言うと、
- 上司にSNSのコンテンツを作れと指示された
- ターゲットは○○なので、この人たちに役に立つ投稿を作れ!
- よしペルソナの人物の解像度を上げるために情報収集しよう
- グーグルで検索需要の多いものをリスト化してコンテンツを作るぞ
- その人に役に立つ情報でコンテンツを量産する
- 何の反応もない。やべ全然インプレッション取れてない・・・
この状況になっていることがほとんどですよね。
この状況で一度自分に質問してみて欲しいんです。
「その作成したコンテンツ、客観的に自分は見たいですか?」
住宅営業マンが、営業のロープレをしていて、それが一通り終わった後に、「そのプレゼンって、自分が受けたら買いたくなるん?」って聞いたら、「え、買いたくないっすね」って言うイメージ。
でもそんな投稿、コンテンツに溢れていると思ってて、ロジックはわかっても、自分視点から抜け出せない問題ってのがあると思っています。
結局、他人の投稿や動画には「おもんない」「つまらない」とクダを巻くことができるのに、いざ自分がやる立場になると、できない。
って往々にしてあるし、そんな人ばかりです。
この状況だと、ずっとSNSはうまくいかないんです。
神様視点を持っているか
解像度が高まっている状況で、SNSで文章や動画、投稿を作成する時に一番重要なことは「神様視点を持っているか?」だと思っています。
神様視点とは何かというと、自分の発信を自分の視点からではなく、幽体離脱した状態で、デスクの前に座ってPCを打っている自分の背後霊として、客観することです。
自分を捨てて、入力している画面、収録しているカメラを通じて、その先にいるAさんの気持ちに立って、情報発信、コンテンツ作りをしてみてください。
そうすると、言葉遣い、伝え方、表現方法、全てが変わるはずです。
結果、みてくれた人から必ずリアクションがもらえるようになりますから。
良いコンテンツを貯めていく
そういったコンテンツを作っていると、一つ一つのコンテンツが伸びるかどうか?ってのは気にしなくても良いことに気づいてきます。
だって、そのコンテンツは毎秒、毎分、毎日、毎月どんどん検索され、いつまでもその時に知りたい人に発見されたら良いのだから。
だからこそ、良いコンテンツをそのSNSに貯めていくって考え方で、ひたすらに投下していけば良いんです。
そうなると気持ちも一気に楽になりますよ。