買い手目線で見ると、デザインも提案も深くなる

街で見かけた店舗やショップのデザインを、自邸に取り入れるならどうするかという目線で観察する。そこから、仕事を受け手目線で自分ごと化する重要性について考えた記録。

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本棚の前に座って本を読めるショップ空間

直近出かけた店舗やショップで『デザイン』が気に入ったもの。

自邸に取り入れるなら、「こんなキッチンもいいかも?」とか、「本棚こんな感じがいいかも!」なんて見ながら観察してます。

あえて「ブルーボトル」みたいに囲ったりすることで、バックヤードや手元を隠すこともできるし、キッチン自体は安いもので機能性だけを追求したデザインでも良いかもな。

「アールが迫り出すデザイン」は見たことがなくて可愛い。寝室とかにしても面白そう。

「理想の本棚」は常に探してみたい。「本棚の前に座れて」そのタイミングで読みたい本をザッピングできるスタイルが理想。子供にもそんなふうに本に触れてくれたら嬉しいな。

なんてことを思います。

スターバックスのカウンターと手元を隠すような囲いのある店内 BUNKITSU TOKYOのアールが迫り出す受付カウンター 本棚の前に座れるショップの読書スペース

自分の琴線に触れる空間

色々見ていって「自分の琴線」に触れるのは、無機質な空間にパッとテーマカラーが入るデザイン。

それに合わせて家具や置物で世界観を作るスタイル。

ベースとなる床・壁・天井などは「無彩色」だからこそ、素材の主張はなく、「見せたい部分」「見たい部分」「主体となる部分」がケンカすることなく、より強調される。

そして自然界に存在する素材、石や塗装をベースに使うことで、それ自体に飽きづらく、経年変化が少ないものにすることで古さを感じづらい。

「綺麗な空間に何を配置するか?」

インテリアやテーマカラーを決めて家具を配置する。

これなら、定期的に変更もできるし、自分の年齢とともに移り変わる好みに対してや、ライフステージに対して、愛着を持って変化していける気がする。

常に今の家が一番好き。っていう状態を作れるのが理想だ。

そんなことに思いを馳せながら、色々街ブラをしていると楽しいです。

無彩色の空間にカラフルな展示が入るショップデザイン ボトルや缶の色が棚で引き立つショップカウンター 白いタイルと木の家具にピンクの展示色が入るショップ空間

受け手目線で、自分ごとで考える

さて、今回思ったこと。

自分の仕事を「受け手目線」で、自分ごとで考えてみる。

ということが、とっても大事だと思っています。

「売り手」と「買い手」があるとすれば、「買い手の目線になって考える」ということです。

そうすることで「情報の取得深度」が変わる。「発信の深さ」が変わる。そうすると「伝わる」が変わる。

年齢差ではなく、情報取得深度の差

よく、「もう歳だから、お客さんとの目線が合わなくなってきたよ」って話を聞きますが、そうではないと思います。

単純に購買層と年齢が離れてしまっているから、顧客心理がわからないのではない。

その経験と情報取得深度の時代ギャップが発生しているからだ。

過去にやった経験は、情報も古ければ、忘れてしまっていることも多い。

だから、「顧客と乖離が生まれる」わけですね。

リアル購買者であること

「貯金するより経験を買え」と若い時によく言われると思いますが、まさにその通りで。

自分が提供側であれば、そのジャンルの「リアル購買者」であること。

それが常に最高の知識を得られている状態になれる、ということです。

例えば「住宅会社のインテリアコーディネーター」をやっているとして、20代前半の時は浅い知識と、お客様に言われるがまま図面を作っていた。

それから30代にかけて「結婚」「子育て」「自邸」と考えだして、自邸を建てて、一気に成長する。という方が多いと思います。

完全にこれが「成長因子」であり、反対に今まで成長が遅かった原因と思います。

自分ごとで検討した先に、提案がある

というか、当たり前に考えると、車の運転をしたことない人が車を売っているって無理があるし、スマホを持ったことない人がiPhoneを売れるわけないし、経営をやったことない人が経営コンサルなんてできるわけないと思います。

「自分ごとで検討」した先に、提案があるハズなんです。

とはいえ「注文住宅」のビジネスに関わっている私なので、一度購買、つまり家を建てることをしてしまうと、なかなか次の購買って難しくて、その心理状況を常にキープし続けるのは難しいわけです。

それをどうやって、最先端の知識で情報を得続けるか。

前のめりになって情報アンテナを張っていられるか。

これがもし100%でし続けられれば、無双状態を作れると思います。

ではどうやって、その状態をキープするか?

考えてみるのも面白いと思います。