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Q.LLMO(AI検索対策)とSEOは、何が違いますか?

公開 2026.08.24著者 笹崎 智暉

A.取りにいくものが違います。SEOは「並びの中で何番目か」、LLMOは「答えの中に入るかどうか」。順位が7位でも答えに入ることがあるし、1位でも引かれないことがある。SEOの隣にできた、別の入口だと思ってください。

1. LLMOとは何か、SEOと何が違うか

LLMOというのは、ChatGPTやGeminiのような大規模言語モデルに読まれて、答えに使われることを狙う考え方です。Large Language Model Optimization の略で、呼び方はまだ固まっていません。AI検索最適化と呼ばれることもあります。

SEOは、上位に入らないとそもそも見られない。効き始めるまで数ヶ月かかるかわりに、上がってしまえばしばらく安定します。LLMOは順位に関係なく「このエリアなら、たとえば◯◯工務店が良いと思います」という形で名前が入る。読まれた瞬間から効く可能性があって、引かれる条件が順位とは別にあります。

2. だから、中身は人が喋って、形式だけAIに合わせる

じゃあ何が引かれやすいのか。その会社にしか書けない部分です。プリンストン大学などのグループが2024年に出した「GEO」という論文で、約1万件の質問を使って実験されていて、いちばん効いたのは3つ。出典をはっきり書く、数字を具体的に入れる、誰かの言葉をそのまま引く。これで答えに出てくる度合いが3〜4割上がった(4割は条件が噛み合ったときの上限です)。世の中の情報を混ぜ直した記事は、AIから見るともう持っている情報なので、わざわざ引く理由がありません。

だから、思想ごとAIに丸投げしないことと、AIに合わせることは矛盾しません。合わせるのは形式のほうだけ。withrasu.comで実際に動かしているのは、llms.txt(AI向けのサイト案内)、コラム全本へのFAQ構造化データ、記事をMarkdownで持ち出せるボタン、robots.txtでGPTBotなどのAIクローラを明示すること、サイトの中身だけを根拠に答えるAIの相談窓口。どれも表からは見えない部分なので、「やります」ではなく動いているものを見て判断してもらうほうが早いと思っています。

3. 気をつけること — まだ測りきれない

AI経由の流入は、いまのところ完全には測れません。記事が答えに使われても、アクセス解析に出てこないことがある。なので、検索の表示回数とクリック、アクセスの実データ、実際にAIに聞いてみる、の3つを並べて見ます。どの記事が引かれたかまで控えておくと、数字の入っている記事と入っていない記事で差が見えてきて、次に何を喋ればいいかが決まる。測定が、そのままネタ出しになります。この戦略はまだ実験の途中で、確実に成果が出ますとは言えません。走りながら数字を出しています。

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