一級建築士事務所

施工実例TENON WORKS — VOL.01

朱の家 — その人だけの色から始める

なんとなく、おしゃれな家に住みたい

40代ご夫婦の住まい。朱色の箱、障子の低い窓、路地裏のような土間。色から始まった家づくりを、設計した本人が語ります。

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障子越しの、ふわっとした光 BUILDER'S NOTES
SCENE 01

この家は、色から始まりました。
オーナーさん一人ひとりに、その人だけの世界観があります。
好きな色のニュアンスまで汲み取って、その人だけの一色を調合して提案する。
外の色も、家の真ん中に据えた朱色の箱も、この夫婦のためだけの色です。
「あまり見たことない色」と言われますが、それでいいんです。

障子越しの、ふわっとした光
障子越しの、ふわっとした光
坪庭に向けた細長い窓
坪庭に向けた細長い窓

掃き出し窓には障子を入れています。
障子の良さは、光がふわっと入ってくる、あの優しさです。
それに合わせて、サッシはいつもより少し低くしました。
天井まで届く大きな窓は「抜けすぎる」ことがあって、この雰囲気には、低く落とした窓のほうが合う。
カーテンじゃないのも、そういうことです。

土間は、路地裏のつもりで
つくっています。

木漏れ日の床。照明は真下に落ちるスポットだけ
木漏れ日の床。照明は真下に落ちるスポットだけ

玄関からの土間は「路地裏」をイメージしました。
壁は、木くずを混ぜた塗料をあえてザラッと塗って、家の中と違う素材感に。
照明も、横に広がるものではなく、まっすぐ真下に落ちるスポットだけ。
点々と光を追っていくような、あの路地の夜の感じです。

SCENE 02
キッチン。背面のタイルの上に窓が隠れている
キッチン。背面のタイルの上に窓が隠れている
幅175cmの洗面。朝、親子で並べる
幅175cmの洗面。朝、親子で並べる

キッチンの背面はブルーグリーンのタイルで、実はその上に窓が隠れています。
裏が駐車場で視線が合う場所なので、壁で隠しながら、光だけをふわっと落とす。
昼は自然の間接照明になり、夜は電気を消したときに、また違う明るさが出ます。
障子の光とこの隠し窓の光、両側から居間に入れているのが、この家のいちばんのこだわりです。

夕方。朱が深くなる時間
夕方。朱が深くなる時間

個室のクロスには、派手に見える色も使っています。
でも全体は和のトーンでまとめているので、喧嘩しません。
色は「使ってみたら意外と大丈夫」の連続です。
それを自分の目で確かめてきたからこそ、お客さんに提案できるんだと思っています。

総社・朱の家 — 96.8㎡・3LDK
※本文はYouTubeでの紹介動画の文字起こしをもとに再構成しています。この住まいは販売中です
これは販売中の完成品サイトです(1点もの・検索非掲載) 写真はクライアント様の施工実例をお借りしています。ご購入後の差し替えに対応可能です 詳細を見る