施工実例TENON WORKS — VOL.08
大屋根の家 — 雨の日の朝食が、特別になる
家族が一列に並ぶ食卓がいい
雨樋をつけない軒、深海色のトイレ、一枚板の食卓。「毎日がアウトドア」という敷地に建てた、自然と調和する30坪の平屋。
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BUILDER'S NOTES
この家の撮影は、わざわざ大雨の日を選びました。
というのも、雨樋をつけていないんです。
軒先の真下に砂利の溝を掘って、垂れてきた雨をそのまま受ける。
コンクリートだと雨の跡がついてしまうけれど、砂利ならつきません。
軒の下に立つと、雨のすだれ越しに庭が見える。
週末の雨は憂鬱なものですが、この家では、雨の日の朝食すら特別な時間になります。

敷地はまわりの景色がよく抜けていて、「どこからでも自然を感じたい」というのがご要望でした。
窓は横に長く、外の緑が額に入る。
テイストは、自然と調和する落ち着いた木の内装。
天井のシナ材が、空間ぜんぶを優しく包んでいます。
トイレは、深海の色。
奇抜に見えて、心が落ち着く場所。


トイレは深い青。
きれいな海を見に行ったときに「トイレはこれにしよう」と決めた色です。
奇抜に見えるかもしれませんが、暗そうで実は明るく、心が落ち着く。
中途半端に腰壁で止めず、天井まで塗り切ったのが効いています。
ダイニングの照明は球体の和紙。
直線と角の多い空間に、まるいものがひとつ入ると、ふっと柔らぎます。
キッチンはステンレスの一枚天板です。
オーナーさんはキャンプ好きで、鉄の急須でお湯を沸かすような、道具の素材にこだわる方。
だから化粧板より、本物の素材。
背面収納は天井の高さに合わせて造作しました。

玄関には家族用のウォークスルー収納があって、帰ってきたら荷物を掛けて、手を洗って、リビングへ。
家事動線と生活感のなさは、両立が難しいところですが、この家は一連の流れで全部できたと思っています。
※本文はYouTubeでの紹介動画の文字起こしをもとに再構成しています。この住まいは販売中です