施工実例TENON WORKS — VOL.03
芝生の家 — 親友の家を、設計するということ
子どもを裸足で走らせたい
施主は、設計者の小学1年生からの親友。家族動線、天井高の操作、そしてルイスポールセンを決めた奥さんの一言。
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BUILDER'S NOTES
この家の施主は、小学1年生からの親友です。
友達の家を設計するのは、実は勇気が要ります。
「友達だから文句を言えない」が、いちばん怖い。
でも本人いわく「めっちゃ言いました」とのことなので、大丈夫だったみたいです(笑)。
合わないものは合わないと言う。
友達でも、そこは設計者として譲りませんでした。


玄関を入ってすぐに洗面を置きました。
帰ってきて、まず手を洗って、それからリビングへ。
シューズクロークは家族用の動線と分けて、ベビーカーもキャンプ道具も見えない側に収まります。
アパート時代は「玄関が狭くて、お客さんが来ると恥ずかしかった」そうで、ここは最初からの憧れだったところです。
廊下は2m30、リビングは2m40、
キッチンは2m20。
高さは、差で効かせる。

天井の高さを、場所ごとに変えています。
低い廊下を通ってリビングに入ると、同じ高さでもぐっと高く感じる。
キッチンの上は2m20cmまで下げて「おこもり感」を出し、そこから見る庭がより開放的になる。
天井は、足すより差で効かせるものです。
ダイニングの照明はルイスポールセン。
最初は僕が別の案を出していたんですが、奥さんの「まん丸より、縦長のほうがいいんやない?」の一言で決まりました。
入れてみたら大正解。
設計者の面目はないですが、家はこうやって良くなっていきます。


パントリーは玄関から一直線です。
「ただいま」の流れのまま、買い物袋を両手に持ってキッチンまで行ける。
そして書斎には、施主がずっと「どこかに入れたい」と言っていた黄色を使いました。
好きな色は、我慢するものじゃなくて、置き場所を設計するものです。
※本文はYouTubeでの紹介動画の文字起こしをもとに再構成しています。この住まいは販売中です