一級建築士事務所

施工実例TENON WORKS — VOL.04

高台の家 — 雨の夜がいちばん美しい

安い土地には、理由があるんですよね?

雨樋のない軒、グレアレスの照明計画、点で追う路地裏の光。「最初はローコスト希望だった」ご夫婦と建てた、旅館のような平屋。

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障子と行灯の灯り。照明はすべてグレアレス BUILDER'S NOTES
SCENE 01

この家は、雨の夜がいちばん美しい家です。
というのも、軒に雨樋をつけていません。
足元を砂利と浸透マスにすれば、樋はなくせるんです。
すると雨の日、軒先から水がすだれのように落ちてくる。
その水音を聞きながら、濡れない軒下で外を眺められる。
雨は嫌われものですけど、この家では毎晩の演出です。

障子と行灯の灯り。照明はすべてグレアレス
障子と行灯の灯り。照明はすべてグレアレス

照明は全部、グレアレス(光源が見えないタイプ)にしました。
理由は窓です。
普通のダウンライトだと、夜、窓ガラスに光源がぽつぽつ映り込んで、自分の顔まで映る。
それではせっかくの庭が台無しです。
グレアレスなら光源が映らないので、ガラスの向こうの庭だけが見える。
夜の紅葉を独占するための、地味だけどいちばん効いている工夫です。

壁を照らさず、真下だけを照らす。
石が、点々と浮かび上がる。

石畳を点で照らす路地裏の照明
石畳を点で照らす路地裏の照明
夜の石の廊下
夜の石の廊下

アプローチの照明は、広がる光ではなく、真下に落ちるピンスポットです。
石がトン、トン、と点で照らされて、光を追って歩いていく。
電気を消したときに障子の影が壁にうつるのも、この家の楽しみのひとつです。

SCENE 02

土間にはソファを置いて、庭と居間の中間の場所にしました。
それと、この家には猫ちゃんの部屋があります。
ガラス張りなので、いつでも気配が見える。
家族の数に、猫も入っています。

夜のカウンター。町の灯りを見下ろす
夜のカウンター。町の灯りを見下ろす

1泊20万や30万の旅館と比べてもらえるのは光栄ですが、この家の本当の贅沢は、チェックアウトがないことです。

総社・高台の家 — 118.6㎡・4LDK / 新築・1点もの
※本文はYouTubeでの紹介動画の文字起こしをもとに再構成しています。この住まいは販売中です
これは販売中の完成品サイトです(1点もの・検索非掲載) 写真はクライアント様の施工実例をお借りしています。ご購入後の差し替えに対応可能です 詳細を見る