戸建ては、ほとんどのことができます。そのかわり、基礎・屋根・外壁という高額な部位も自分で背負います。どこから手を付けるか、順番が要ります。
まず、床下と小屋裏を見ます
戸建ての判断材料は基礎と骨組みです。床下点検口と小屋裏点検口を開けて、土台の腐り、蟻害、雨水の跡、柱の傾きを目で見ます。ここが健全なら、内装がどれだけ古くても直せます。築年数は判断の材料になりません。
年代でだいたい分かること
1981年6月より前は旧耐震基準です。耐震の補強がほぼ必要になります。2000年より前の木造は、柱の接合部の金物が今の基準と違います。1999年前後より前は、断熱が入っていないか、入っていても薄いことが多いです。この3つの境目のどちら側にあるかで、やることが変わります。
順番は、見えないところから
戸建てで優先するのは雨仕舞い → 耐震 → 断熱 → 内装の順です。屋根と外壁から水が入っている家は、そこを止めないと何をしても無駄になります。ご予算が限られる場合も、この順番は動かさないようにお勧めしています。
間取りは変えられますが、返しが要ります
木造は柱と壁で支えているので、耐力壁を抜いたぶんはどこかで返します。別の位置に壁を足すか、梁を入れて補強します。「この壁は抜けます」「これは残します」を、図面と現地の両方で判断します。
建て替えたほうがいい家も、あります
正直に言うと、直さないほうがいい家もあります。長く雨漏りが続いて土台が腐っている家、基礎そのものが沈んでいる家。この場合は直す費用が建て替えを超えます。当社は「直す場合」と「建てる場合」の両方の概算をお出しして、そこから選んでいただきます。
よくあるご質問
住みながら工事できますか?
部分的な工事なら住みながらできます。間取りを変える工事は仮住まいをお勧めしています。工期は工事の範囲によりますが、全面で3〜4か月ほどです。
耐震の補強だけお願いできますか?
できます。耐震診断のうえで、補強の要否と量をお出しします。断熱と同時に行うと足場や内装の解体を共用できるので、別々にやるより安く付きます。
実家を直して住みたいのですが。
実家の再生は多くいただくご相談です。工事の前に相続と名義の整理が要ることがあるので、早めにご相談ください。