マンションは、できることが最初から決まっています。構造と管理規約と配管。この3つを先に見れば、無理のない計画が立ちます。
専有部と共用部の線引き
室内の間仕切り・床・天井・設備は専有部なので自由に変えられます。ところが窓のサッシ、玄関ドアの外側、バルコニー、パイプスペースは共用部で、原則さわれません。「窓を大きくしたい」は、ほぼ通りません。
壁が抜けるかは、構造で決まります
ラーメン構造なら柱と梁が支えているので、室内の壁はほとんど抜けます。壁式構造だと壁そのものが構造なので、抜けない壁が室内に立っています。5階建て以下の低層は壁式のことが多いです。竣工図の壁の描かれ方で判断できます。
水回りを動かせるかは、床下の余裕
コンクリートに直接フローリングが張ってある直床だと、排水の勾配が取れず水回りはほぼ動かせません。二重床なら数メートル動かせることがあります。床を軽く踏むと、直床は硬く、二重床は少し響きます。
管理規約に、使える床材が書いてあります
「LL-45以上」のように床の遮音等級が決められている物件があります。無垢のフローリングを敷きたい場合は、遮音材との組み合わせで基準を満たせるかを先に確認します。工事の時間帯や搬入経路の決まりも、着工前に管理組合と詰めます。
電気の容量も、先に見ます
築年数が古い物件は単相2線式・30Aのままのことがあります。IHとエアコン2台を同時に使うと落ちます。分電盤と引込線を見て、単相3線式に変えられるかを確認します。建物側の容量が上限で、変えられない物件もあります。
よくあるご質問
管理組合への申請はやってもらえますか?
工事の届出書類の作成と提出をお手伝いします。着工の1〜2か月前に動き始めるのが目安です。
内窓は付けられますか?
多くの管理規約で、内窓は専有部の工事として認められています。断熱でいちばん効くのが窓なので、最初にお勧めしています。
床暖房は入れられますか?
二重床であれば入れやすく、直床だと床の高さが上がるため玄関との段差が出ます。現地で床の構造を確認してから判断します。