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人に仕事を任せられません。どうすればいいですか

こたえ性格の問題ではありません。自分でやったほうが速くて質が高いという計算の結果です。その計算式が、この1年で変わりました。

/ /文: 笹崎智暉

任せられないのは、性格の問題ではありません

人に仕事は任せた方がいい、任せないと人は育たない。よく言われます。 自分にとっては、呪いの呪文みたいなものでした。

任せられない理由はひとつです。自分でやったほうが、速くて、質が高いから。 自分がやれば10分で80点のものが、任せると1週間かかって、しかもその80点にもいかず60点で上がってくる。 これが分かっているのに任せろと言われるので、動けなくなります。

 自分でやる人に任せる
時間10分1週間
できあがり80点60点
そのぶん自分は他が止まる他が進む
続けると人が育たない育つ(はず)

この表を見て「だから任せろ」と言われてきたわけですが、 この1年で、前提のほうが変わりました。

「自分でやった方が早い」の範囲が広がった

変わったのは自分ではありません。AIが出てきて、 「自分でやった方が早いじゃん」のレベルが拡張されました。

いままでは、自分がもう一人いたらいいのに、と思っていた。 いまは自分が10人いるくらいの量がこなせるようになってきています。

変わったのは自分ではなく、前提のほう これまで 自分でやれば10分・80点 任せると1週間・60点 → 任せられない AI いま 「自分でやった方が早い」の範囲が広がる 自分が10人いるくらいの量が回る → 任せる相手が変わった 変わったのは前提のほう これまで 自分10分80点/任せて1週間60点 → 任せられない いま 自分が10人いるくらいの量が回る → 任せる相手が変わった
「任せられない」は性格の話にされがちですが、実際は速さと質の計算の結果です。その計算式が変わりました。
もとになった経験 動画の編集をAIに投げておく。たとえばその編集が、30分後に完了するとします。 その間に、5個の業務が一気に進みます。 同じ音声データからキャンペーンのLPを作り、それを落としどころにした広告の設定を進め、 バナーを作り、A・Bテストの入稿まで済ませ、来場後のプレゼン資料も作っておく。 以前なら、その5個をそれぞれ誰かに頼んで、説明して、上がりを待って、直してもらっていた仕事です。 意思決定できる人間がAIに直接指示したほうが早い、という時代が来ています。

それでも人に任せたほうがいいもの

ここは人に渡してください お客さまと会って話すこと。ここを渡す先はありません。
現場で判断すること。その場に立っている人にしか分からないことがあります。
育てたい相手がいる場合。速さだけで決めると、5年後に誰も残っていません。
自分が判断できない領域。出てきたものの良し悪しが分からない分野は、AIに出させても意味がありません。

こういう聞かれ方もします

下はどれも、上と同じ答えになる質問です。

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